しゅんしゅんの地域活動2

(町内会長 2006.4〜2007.3)

◎◎ヶ丘自治会部長 2007年4月〜2008年3月
自治会部長引継ぎ

町内会長の資料一式を新会長に引き継ぎ、前部長からヘルメットとファイル1冊をもらって、自治会部長になりました。

昨年の町内会長が務めるこの仕事、名誉職と揶揄する人もいますが、骨子は次の通りです。

新しい(今の)町内会長へのアドバイスなど。
町内会と自治会の橋渡し役。(自治会役員として町内の事情を語ったり、町内の人に分かりやすく自治会の意向を伝えたり・・)
手駒を持たない自治会3役の補佐役。(町内会長の手駒は組長たち・・・)
  私は、祭典交通整理監督と福利厚生部長になりました。

まあ、去年の部長は「仕事は5分の一ぐらいになった」と言っていますので・・・

2007年6月下旬

◎◎ヶ丘祭典の準備会がありました。
主な役員が集まり、祭典の関係する備品を倉庫から取り出して、全部調べ上げるのです。
自治会役員2年目の自分ですが、昨年、町内会長をしていた関係で倉庫の中は多少分かっていて、いつのまにか大勢の組長に指示を出す立場になっていました。

仕事自体は会社の仕事に比べて簡単なのですが、社会経験もスキルも異なる組長たちに指示を出さなくてはならないので、別な意味で気を遣います。
備品の点検は1時間で終わり、自治会三役、部長、町内会長が集まっての懇談。
祭りの細部の詰めや、地域に関する話題が非公式に語り合われます。
その席上・・・「あのう、すみません。夜の全体説明、仕事が入ったので欠席したいのですが」

町内会長の自分なら、考えられない発言です。大勢の組長を呼びつけておいて、自分が欠席するなんて考えられません。組織をまとめるのに指揮者先頭の原則があるからです。
しかし、夜の説明会で役員団の一員として挨拶するのと、人が足りなくて一人二役をこなさなければならない同僚のことを天秤に掛け、欠席を申し出たのです。
幸い、私の担当(交通整理)は、別の日に説明会があり、その時に担当組長と話すことができます。(今日は顔見せだけ)
三役はOKしてくれ、段取りの変更をしました。

当日の昼に出勤を決めるなんて、前代未聞です。人の配置が変わって職場は多少混乱しましたが、同僚も喜んでくれました。
夜、説明会の時刻。「今頃『しゅんしゅん自治会部長は欠席です』なんて紹介されて居るんだなぁ」と、ふと思ったりもしました。



2007年7月下旬

地元◎◎ヶ丘の祭典が近づき、子供たちのお囃子の稽古が始まりました。

昨年町内会長だった私は、自治会部長として交通整理の責任者という役職。
配下には各町内から集まった約20名の組長さんたち。
誘導棒を持って屋台や子供たちの安全に気を配ります。
2007年7月下旬


盆踊りの練習があり、自治会役員として立ち会っています。当日の天気が心配です

2007年8月上旬

地元の祭りに参加しました。
昨年は町内会長として「先導車の責任者」を務め、今年はしきたりにより「交通整理監督」。
交通整理担当役員と共に屋台に付いて歩きました。

心配された天候も、前日のテント設営からずっと問題なく、祭り全体で100名近い役員が一致団結して取り組みました。

我が◎◎ヶ丘もここ数年、通り抜けの車が多くなったり、祭りに理解のない住民が増えるなどして、交通整理係の役員さんは大変でしたが、皆さまのご尽力の元、無事故で終えることが出来ました。交通整理が大変だったことの一つに、7月から地域の足として新たに登場した「浜松バス」の運行開始があります。

一般の車両は役員が迂回させますが、公共交通機関である路線バスは、屋台と引き手(舞い上がっている子供たちを含む)の脇を通過させ、運行を確保しなければなりません。
(交通封鎖をしていると、そこの中のバス停で『あのぉ、バスはここに来るんですよね』と不安そうに尋ねる住民の方もいました)

役員への研修を十分に行うと共に、今年から登場した新兵器・拡声器も駆使し、同時刻に遠鉄が2本と、浜松バス1本をやりすごすといった離れ業も披露しました。

実は先導車担当の(今年の)△丁目の町内会長が来年、私の仕事を引き継ぐので、色々説明しながら屋台を進めたのですが、面白いことに、1日目よりも2日目、出発時よりも到着が近づくにつれて、私は暇になってきました。これで、安心して引き継げます。


まあ、2年目と言うことで、だいぶ要領も分かってきたので、筋肉痛には悩まされましたが、去年よりは楽しめたと思います。



2007年10月下旬

今度の日曜日、◎◎ヶ丘自治会の文化祭が開催されます。
私は、バザー部門の責任者として、準備を進めています。
先日は、商品の値段付けが行われました。

モノが豊かになったり、100円ショップが台頭してきたりと、バザーの様子は私の子供の頃とは大きく違います。バザーと言えば定番だった衣料品や本、食べ物が姿を消し(というか、出品禁止なのですが)、代わりに要らなくなった景品やギフトが多く集まっています。

それでも、まともにやっていたのでは売れないんですよね・・・・。去年は、(先代の)部長の車いっぱいの売れ残りを「捨てに」行っています。
そこで、私は組長さんたちにお願いしました。「ライバルは百均。とにかく来場者に買ってもらいやすい値段を」と。そうしたら、去年より安い値段が付いていました。出した方には申し訳ないと思うところでもありますが、お祭りですから許してね。





2007年11月4日

先日、自治会のバザーが行われました。
バザーに費やすのがもったいないような晴天の中、多くの来場者が訪れ、何とか昨年並みの売り上げを上げることができ、責任者としてほっとしました。
昨今、100円ショップが台頭してきたり、どの家庭もモノ余りだったりで、バザーを取り巻く環境は年々厳しくなっています。とにかく、売れ残りは私が処分しなければならないので、組長さんたちには「徹底した多売薄利」をお願いし、何とかほぼ完売しました。(売り上げは地域のボランティアグループに全額寄付)

昨年の町内会長就任時に支給された緑色のはっぴもこれでお役ご免。(組長のはっぴは貸与品だが、「町内会長→自治会部長」は はっぴを支給される) いつもは洗濯で済ませるところ、固糊仕上げ指定でクリーニングに出しました。あとは、引継資料の作成と、「役員団」としての行事の参加・・・だけのはずなのですが、町内会絡みで別の仕事も残っていました。

2007年11月中旬

今日はお休みをもらって、自治会行事の「歩け歩け運動」に参加しました。
(去年、町内会長の時は雨天中止だった)
前回のバザーは責任者でしたが、今回は他の部長が責任者なので、無役。
というか、町内の人と一緒に歩きながら安全確保をします。

町内の人=無理矢理連れてきた子供たちと一緒に歩くことになりました。

年寄りに合わせたのんびりペースで、片道3.5kmの道のりをぞろぞろと・・・・

目的地の公園では、適宜散策したり、じゃんけんゲームで景品を賭けた戦いをしたりしました。
役員である私は(と言うより運がなかった)何も当たりませんでしたが、みに〜が当たっていました。


2007年12月初旬

町内会主催の地域防災訓練が開催されました。
昨年の訓練は、町内会主催と言うことで、わけも分からず先頭に立ちましたが、今年は(町内会の上部組織である)自治会部長という立場。
私だけヘルメットのラインが多くて、ちょっと偉そうです(なんのこっちゃ??)
が、あまり、口出しすることは禁物です(?)

町内会会員の誘導に当たったり、後ろで騒いでいる子供たちを注意したり・・・・・
2008年 元旦

今年も、自治会の初日の出の会に参加しました。昨年はお汁粉の当番で初日の出が見られなかったので、何とか今年は見に行きました。

高台にある◎◎ヶ丘では、大変美しく見えました・・・


新役員選出

今まで、この町内では町内会長はくじびきで選ばれていました。私も、私の次の町内会長も現役の会社員。
そんな現状を打破するために、自治会から「町内会長はくじびきで決めないように」と。
ただ、ベッドタウンとして過ごした地元に知り合いは少なく、結局、わずかなつてを頼って「適任者名簿」を作り、1軒1軒回っていく地道な作業。・・・・・・・・夜に回ったので、秋風が堪えました。

そして迎えた今年の役員会、例年と異なり、上座には一人の風格ある男性の方が座っています。
そう、何とか直接依頼に漕ぎつけていたのです。
その方を拍手で承認して、第一関門突破。続いて別の役も選出。
町内会長が直接依頼によって決まっていたので、残りの役は和気あいあいとした雰囲気の中で選ばれました。




役員引継ぎ

初日の出の会、新年会、新役員選出と続き、新部長に引継のファイルを渡しました。
前任者からもらったものに加え、私の1年間の成果をもう1冊のファイルにまとめ、CDも付けてあります。

これで、仕事はすっかり終わりました。

実は、昨年だと「町内会総連合会研修会」(温泉地のホテルで会議)、「役員旅行」(いわゆるバス旅行)があるのですが、いずれも欠席しました。
昨年は、色々学ぼうとしてこれらの行事に参加したのですが、今年は、もう学ぶ必要はありません。
これで役を降りると、もう10年か20年は回ってこないでしょう。一番身近な「組長」も輪番は10年先です。
依然として行事と仕事は重なり続けており、職場が語っています。「もう、帰ってこいよ」と。



退任に向けて
ここで、ある住民運動があることを耳にしました。一部の方は(前町内会長である)私の動向を気にしていたようですが、静観することにしました。
成功の見込みが薄いとか、退任間際であるとかいう、あやふやな理由ではありません。このグループの人たちは、私たちが次の町内会長や自治会役員を捜していたのを知っています。
だったら、どうして自分たちが役員に名乗りを上げて立ち上がらないのでしょうか。グループから、町内会長を送り込もうと思えば不可能な話ではないのに。
回覧で回ってきた「地域のため」という檄文が空虚に見えました。


最後の総会は、滞りなくあっさりと終了。毎年、多くの役員をあっさりと送り出しているのでしょう。
任期満了を迎え、アルバムを眺めるたび、よくやってきたものだ、と改めて思います。




総会会場の様子。ピンクの矢印が私の席。

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