阪神高速の渋滞の影響で、予定より30分遅れの13:00にハーバーランド駐車場に到着。
駐車場の場所は「ホームセンターコーナン ハーバーランド店」の南隣になります。
2007年の時は京橋ランプ近くの新港突堤駐車場だったのが、温浴施設が出来てしまったためのようです。
ハーバーランドのほうが観光地としては優れているのですが、ルミナリエ会場から遠い……
車内では、神戸港遊覧船ファンタジー号の割引券をもらっていました。乗り場は駐車場のすぐ近くですが、出港は13:00、14:00、15:00……着い
たのが13:00なので、1時間で食事して戻ってこなくてはなりません。行った「
モザイク」は初見のショッピングモールでちょっと大変でした。(ホームページも見づらかったし)
時間がないので、手当たり次第にカフェを探して入ったつもりなのですが、ここはどこ??
(後で見返すと、フランツカフェ に入ろうとして、ニューミュンヘン ハーフェンブルクというビアレストランに入ってしまったのかもしれない)
目の前が海で、しかも豪華客船飛鳥IIが停まっていたのは僥倖でした。
カメラファンの母と写真撮りまくっていたのですが、料理は難しいわ……
食事を済ませ、モザイクから一目散に「
神戸ファンタジー号」の船乗り場へ。これが、家内とのお出かけや家族連れなら、船よりもショッピングモールで捕まっていたかもしれません。
私も母も「写真に残す景色をめぐる」という点では一致しており、お店の中は一瞥すらしませんでした。
2007年の時は、バス駐車場近くのホテルで食事にして、そのままタクシーで北野異人館街へ向かっています。
団体客の乗り込む直前に乗ることが出来、二階席の前の方をキープできました。
この後乗ってきた団体客で、二階席はほぼいっぱいになります。
船尾にはオープンデッキがありますが、流石に12月ではいくら日差しが暖かくてもチョット無理です。
船が出港し、まずは川崎造船のドック前……って、観光客にこんなの見せていいの?? 潜水艦って防衛機密では……外国人観光客に紛れてスパイが乗っていた
らどうするんだよ……
まあ、海上自衛官も観光船に乗って大丈夫かどうかは見ていることでしょう。
海上の構造物は橋ではなく、神戸空港の誘導灯です。
ファンタジー号は意外に船足が早く、神戸空港まで行ってくれます。
飛鳥IIの船尾と、オリエンタルホテルの建物が同じような曲線を描いています。
ただ、ここを航行している時「世界一のクリスマスツリー」と称して生木をツリーにするイベントの案内ビデオが船内に流れており、気がつかない人もいたので
は。
「ツリーを見て募金して下さい」……そんな暇はありません。時間にシビアなツアーですから。
船を降りて、改めてポートタワーの近くなんだと感じました。
そのポートタワーを一瞥して、タクシー乗り場へ。
タクシーで1300円ぐらいで「北野異人館街」に着きました。
バス駐車場からタクシーで北野異人館街までワープするのは、2007年に実行したのと同じ方法です。
限られた滞在時間を無駄に歩いたり、路線バスを待った挙句あちこち連れ回されたのでは時間の無駄なのです。
タクシーのドライバーには「北野異人館街」としか伝えなかったのですが、着いたところは萌黄の家と風見鶏の館がある坂の手前。
なんとなくおしゃれな店が並んでいます。
まずは
萌黄の家。
元々、外国の人は便器と洗面台と風呂が同居していても平気だったのですね。
それが、今のビジネスホテルなどに見られるユニットバスにつながるのでは。
床置のエアコンが気になりますが、文化財の天井に穴を開けて埋め込むわけにはいきませんものね。
萌黄の家の裏側。木漏れ日がいい感じです。
ここに住んでいた外国人も同じ木漏れ日を見ていたのかも。
風見鶏の館
(工事中なのがちょっと残念)の前では、韓国人の団体さんが記念写真を撮っていました。
掛け声は「アンニョンハセヨ〜」……そのままじゃん。
風見鶏の館、クリスマスツリーの飾られたかつてのリビング。ここにもある現代風のエアコンはご愛嬌です。
窓から見下ろすと、観光客がひっきりなしに記念写真を撮っていました。
少し時間が余ったので、
うろこの家とうろこ美術館にも
うろこ美術館は「撮影自由」なのだそうです。
16:00すぎ。
北野異人館街は人影もまばらになりました。観光客が「徒歩で」ルミナリエ会場に大移動し始めたのでしょう。
私たちはそれに付き合うこと無く、タクシーをつかまえて「元町駅の近く(ルミナリエ起点)」へ。
私は膝を痛めて長時間の歩行は困難、母も歳で体調を崩しては大変と、ある程度はラクをさせてもらうことにしたのです。
(添乗員さんは「北野異人館からルミナリエ会場まで歩いて30分……などと説明していましたが」)
タクシーは元町駅の大丸デパートの近くに着きました……が、ルミナリエの待機列に並ぶのには如何にも早すぎます。
ある意味気忙しない私達、カフェでのんびりなんて間が持てないので、南京街をぶらつくことにしました。
実は、遠鉄バンビツアーの行きの車内で「豚まん無料引換券」をもらっていたのですが「こんなのお店の策略だよね」と南京街まで行く予定はありませんでした。が、行っても充分間に合うので、軽く巡ってみることにしました。
ありがたいことに南京街には「兵庫グッズ、神戸グッズ」を売っている土産物屋もあり、家族へのお土産はそこで済んでしまいました。
で、件の豚まん引換券の店。
私は豚まんを引き換えるとその場で食べてしまいましたが、母はお土産の冷凍豚まんを買っていました。見事に策略に乗っていますww
少しずつ薄暗くなり、人も多くなってきたので、ルミナリエ会場に向かうことにしましょう。
途中、大丸デパートでトイレを借りようとしましたが、女子トイレの列があまりにも長いため、母は断念してデパートの外に出ました。
大丸デパートの脇から警察官やガードマンが雑踏整理を行っていて、導かれるまま歩いていきます。
すぐ近くの尼崎の花火会場で痛ましい将棋倒し事故があってから、規制が厳しく……というか動線がわかりやすくなりました。
17:10。アーチを遠くに見る場所に到着しました。
ここで18:00の点灯まで待つわけですが……
「ここで待つの??」と訝しげな母。母はイルミネーションが大好きであちこち見に行くのですが、「なばなの里」みたいに行けばすぐに見られる有料のイルミネーションが良いみたいです。
それでも、お客さんが集まりすぎているとのことで、17:30に「しあわせ運べるように」の歌が流れた後、一斉に点灯しました。
人の流れは遅々として進みませんが、写真を撮るのには好都合です。
ガードマンが「立ち止まらないで」と叫んでいますが、そんなこと言われてもねぇ……
と、アーチをくぐったあと、正直な感想としては「前の白熱電球のほうが良かった」です。
LED電球を採用したとは聞きましたが、白や青といった寒色ばかりが目につき、温かみが感じられません。
(別にLED電球が嫌なのではなく、安易に白さに頼る姿勢が引っかかるのです。今の電球色のLEDは色の再現性がよく、TDRでも殆ど切り替わっています)
※ こちらは2010年の画像です ※
※ こちらは2010年の画像です ※
メイン会場を抜け、東遊園地会場に到着。
ここでは自由に立ち止まったり、お店を覗くこともできるので、お客さんは一様にホッとしている感じでした。
東遊園地の南側にも新しい会場が出来ていました。
池の向かい側でコンサートがあるらしく、皆さん待っています。
が、帰りのバスの時間が気になるので、19:00。夕食のパン(高給パン屋の屋台)を購入すると、徒歩25分と案内されているハーバーランドに向かいました。
(昼間はタクシーを使いましたが、ここは歩くつもりでした。タクシーが捕まらないと悲惨なので。)
神戸のオフィス街のような所を抜け、メリケンパークから公園内を抜けるルートへ。はるか前方に見えるオリエンタルホテルの裏側がハーバーランドの駐車場です。
メリケンパークは若い人が多い印象です。ルミナリエなんて関係ない、という感じの人もいれば、これからルミナリエに向かう人もいました。
時間に余裕があれば、19:00をすぎたほうが空いているのです。(遠方からの観光客はそうはいかないが)
画像左端に「世界一のクリスマスツリー」が見えますが、船の中での宣伝が押し付けがましく、いい印象では無かったので見に行こうともしませんでした。
神戸海洋博物館、カワサキワールドの奥にポートタワーが見えます。ポートタワーの裏が駐車場。
通りすがりの「ノートルダム神戸」ではちょうど噴水ショーをしていました。平日は1日2回だけの貴重なショーのようです。
昼間にお世話になった旅客船ターミナルのトイレで絞り出して、19:30、無事駐車場に着きました。
先程の冷凍の豚まん、母はどうするのかと思っていたら、添乗員さんに交渉してバスの冷蔵庫に預かってもらっていました。
(夏のツアーだと冷たいものが入るのかもしれないが、冬のツアーではまず使わない……というか、他にも冷蔵物を預けている人もいました)
最後に帰ってきた人が「トイレに行き損なった」というので、しばし待機して20:00、浜松に向けて出発。
途中の土山SAでは雪が残っていました。
よく見なかったけど、ここでもイルミネーション……
ドライバー2名のため、休憩は最低限。土山SA、赤塚PAと休憩して、0:30、浜松西IC駐車場に到着しました。
家内と来た時は、観光と買い物も愉しみましたが、母と出かけるとバタバタと撮影がメインになります。文字通り座る暇もないぐらいの弾丸ツアーでした。