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雨の金閣寺・帰途へ【このページ】
八坂神社を出る時は、出町柳から叡山電鉄に乗ってみようと思いました。
電車なら雨の影響も少ないし。
ということで、八坂神社から京阪の三条駅に5分ほど歩いて向かいました。
13:10頃 三条駅から出町柳までは「京阪特急」に乗車。ここで大勢の乗客が降りたので、5分ぐらいですがダブルデッカーの旅を愉しみました……って、地下だから景色 は全く見えませんが。
ものすごくフカフカなシート。これで特別料金無しなのです。
(東海道線の313系もシートは薄いものの、座り心地はわるくないのですが)
出町柳では思いの外多くの乗客が降りてきました。
で、駅の案内を見ると「金閣寺行きバス乗り場」の案内が出ていました。
ここで、私は自分でも理解不能な行動に出ます。大雨なのに、金閣寺行きの市バス102号に乗り込んだのです。
車内はそこそこ空いていたのですが、鹿苑寺(金閣寺)門前に着いてびっくり……観光客まみれ……
正式には「鹿苑寺」というので、門標には「世界遺産 金閣 鹿苑寺」と書いてあります。
清水寺や伏見稲荷にも言えるのですが、「バス駐車場がある名蹟」だとこうなるのですね。
金閣前の撮影スポットはご覧の通り。修学旅行生、大勢の中国人と僅かな欧米人。
予定を動かせない人ばかりのようです。
これは、ちょっと悪意のある撮り方で、ここまでひどいのは一時でしたが
相手が中国人なら、私も中国式で行きましょう。ということで、中国人をかき分けて最前列にねじ込み、撮ってみたのですが、う〜ん。
全然パッとしません。
ここ鹿苑寺は、雨を凌ぐ場所が全くありません。
傘を差しているのに、服はずぶ濡れです。
金閣を眺めたら、帰るしか無いのです。
ちょっとお腹が空いてきましたが、周りに目を引くような飲食店もないし、屋台で飲食物を買っても食べるところがないので、金閣を後にしました。
(天気のいい日なら、雰囲気のある場所なのでしょうが……)
高速バスの発車まで時間があるので、再び伏見稲荷に降り立ちました。
おみやげの購入と、バスまでの時間調整という意味合いがあります。
(伏見稲荷なら、電車が停まってしまっても高速路線バス乗り場まで歩いていけるし)
早朝とはうって異なり、観光地らしい賑わいを見せていました。さっきまでの大雨のおかげで、ひんやりとした雰囲気です……って、私の服も濡れてひんやりし ているのだけど。
奥の院には、ヒジャブを被った女性の姿も。
豊川稲荷からやってきたキツネは、撮影するために置くところがないので出していません。
今日三度目の千本鳥居も人混みに揉まれながら通過し、お土産を購入して、16:34の京阪電車に乗り、16:37「藤森」下車。
(前回より1本遅い電車にしています)
駅前のファミリーマートで、普段より多めの食料を仕入れて、京都深草バスストップに着いたのは16:50。
遠鉄高速バスe-LineR到着まで15分という適度な時間で した。
17:04。定刻通り e-LineR 大阪線がやってきました。
京都深草から乗った乗客は4名。
私は、4A席に座ると、4B席に荷物を置いて、食べ物やら荷物の整理をしました。
実は、また隣席買占めをしており、安心して乗ることができました。
(早割で大人2,800円、隣席買い占めだと子供料金を加算するので、4,060円。相席なんてとんでもないので、どう考えても後者一択です)
早朝から牛丼と団子しか食べてないので、まず食事。早めに済ませたのは、次の休憩地でゴミを持って降りるため。
17:40、最初の休憩地 甲南パーキングエリアに着きました。
大阪から乗ってきた乗客にとっては待ちわびた休憩だったのと、東名阪で渋滞しているとアナウンスがあったことから、みな脱兎のごとく(?)降りていきました。乗 客は私を入れて13名。
13名なら相席にはならず、私の過剰投資ということになりますが、あと10名乗客が多ければ、どこかで相席が発生します。
となると、早めに購入した私の隣に来る可能性があるので、やはり保険は必要です。
私も、伏見稲荷以来のトイレを済ませると、そのまま着替えに入りました。
下のTシャツは汗でボトボト(前日の夜から着ていたので)、上のシャツもしっとり濡れていたので、持参のTシャツに着替えて、上は早朝まで着ていたジャージの上着に しました。
スマホの情報と、PAの情報版から、渋滞を抜けるのに35分、遅延は30分と見込みました。
Googleムービーで借りた映画を全部見ていないので、見ようと思ったのですが……寝入ってしまって気がついたらバスは渋滞を抜け終わっていたところで した。
ただ、ここでGoogle Mapsで所要時間を検索してみると、やはり30分遅れのようです。
ドライバーの連続運転時間の規制に引っかかるとのことで、休憩場所は「刈谷PA」から、「湾岸長島PA」に変更され、19:15に停まりました。
往復とも、所定の休憩場所ではないことになります。
高速路線バスを利用して、途中の休憩場所でお土産を買おうとするときは注意が必要ですね。
浜松駅21:24着(所定20:52)と、30分遅れのまま到着しました。
今回、バスの外観写真を撮り損なっているので、これだけです。
浜松駅で、荷物を降ろしているドライバーに地元のおばちゃんが「大阪行きたい〜」と話しかけていたので。
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講評
天気はどうしようもなかったですね……写真を取りたいので、降水確率が50%以上ならバスをキャンセルして別の日に、とも思っていたのですが、旅行を確定した時点(2日前)で、天気予報は夕方から雨となっており、まあ良いかと決行した次第です。
時期を後にずらすと紅葉シーズンに入り、京都全体が混むのではという懸念もありました。
スケジュール
また、予定を早々と使い果たしてしまいました。一人で行くとお店に入らないからかなぁ……
食事が思うように摂れなかったのは大誤算でした。嵐山で竹林散策の後におしゃれなモーニングと思っていたアテも外れ、市役所のあるような大きな街・ 大津で朝食を摂れるところがすき家しか無かったのは大誤算。嵐電を終点の四条大宮まで乗れば、食べるところがあったらしいのですが、眠くて眠くて。
前回の「近鉄郡山駅前のモスバーガー」は僥倖だったのでしょうか。
持ち物
夜行バスに乗る時、マイバックに財布やらスマホ、バッテリーなど最低限のモノを入れて手元に置く作戦は大成功。
お土産を買うと、最近はスーパーのレジ袋に入れられるので、大きめのマイバックも持参していました。
また、上着は薄手のジャージを用意して、行きの車内(冷房がきいていた)、朝の伏見稲荷の散策(嵯峨嵐山駅まで)、そして帰りの着替えと役に立ちました。