e-LineR横浜号で帰途へ
みなとみらい線の横浜駅から、e-LineRの発着するYCAY(横浜シティ・エア・ターミナル)までの道のりが長かったこと……。
距離的というよりも、継ぎ足しに継ぎ足しを重ねた横浜駅を西側から東側に移動するのですから、ルートがわかりにくく、「YCAT」と書かれた小さな看板を
頼りに10分でたどり着きました。
(昔横浜で暮らしていた私ですらこうですから、初心者は30分ぐらい余裕がほしいところです)
それで、遠鉄では「山下公園」から乗車できるようにしているのでしょう。
(山下公園からの乗車は前日までの予約制です。予定を組んでいない旅行で、時間が余った場合は横浜駅で時間つぶし、電車のトラブル等時間が押した場合は横
浜観光を取りやめて東京からダイレクトに横浜駅に入ることができるよう、山下公園発にしなかったのです。純粋な横浜観光なら山下公園乗車が断然便利かも)
切符はWEBで購入していたため、切符売り場は素通りして16:35。YCATの6番乗り場に着くと、既に2名の乗客が待っていました。
さすがに貸切では無かったようです。飲み物を購入して待つこと5分。16:40 定刻10分前に見慣れた
柄の
バスが入ってきました。FaceBookで紹介されていた、2014 年導入の新車、いすゞ
ガーラで
す。遠鉄バス初の夜行仕様で、運転席カーテンと座席コンセントを備えて……
座席の前後はゆったりしており、10名弱の乗客を乗せて
16:50。定刻に発
車しました。
Facebookによると、横浜からの戻り便は横浜観光に最適な時間でないことは遠鉄でも承知していて、朝の上り便がちょうどいい時間になるように設定し
ているのだとか。
確かに、夜の中華街で食事をしてからとなると、20:00〜21:00ぐらいの発車が好ましいのですが、ドライバーの拘束時間の都合などからそこまで無理
はしないのでしょうか。むしろ、浜松着20:57にすることで、路線バスにも接続が取れるし、次の日にも響かないことから、そちらで需要があるのではと考
えました。
私は遠鉄バスで戻りたかったのということもありますが、やはり次の日の予定を考えてしまいます。
(ちなみに、当日の日没は16:50。次の便まで居座っていても明るい写真は取れないし、夜景を愉しむには中途半端)
いつも車で走ると引っかかってしまう保土ヶ谷バイパスの渋滞もなく、集中工事の影響もなく、バスは至って快適にクルージングしています。速度を測ってみる
と84km/hで巡航していました。昨晩のドリーム号より早いですが、バスが新しく、重心も低いためか揺れも感じられません。
1度目の休憩は足柄サービスエリア。18:
00〜18:10の10分間です。
ここで、私は夕食を仕入れようとショップに向かって駆けて行きました。慌てているとなかなか店が見つからず、ちと焦りましたが、何とかゲットして7分で
戻ってきました。16:50発→20:57着のバス路線だと完全に食事時間に被るわけで、ここでは15分ぐらい休憩があるといいのにと思いました。
その後もバスは84km/hのペースを維持しながら牧之原サービスエリアに到着。19:33〜19:43という微妙な時間の休憩です。
ここで、トイレに行ってきた後、車内のトイレを拝見しました。
4席潰して設置しているのでさぞかし立派なのかと思ったら、やはり昨日のドリーム号同様の極狭で、文字通り緊急用ですね。
牧之原サービスエリアを出ると遠鉄のホームグラウンドに戻り、停留所のアナウンスが流れました。
このバスでは降りる停留所で乗客が降車ボタンを押す決まりです。最初の降車停留所の「東名掛川」は19:53に通過。所定は20:07、14分早着
かぁ……保土ヶ谷でも渋滞にハマらず、ここまで順調すぎたのでちょっと早着かと思っていたら予想通り。7名の乗客で最初に降車したのは「浜松インター」で
した。ここには遠鉄高速バスの駐車場があり、パーク・アンド・ライドの乗客が降りました。ここで早着20分。いつもはイライラしながら運転する浜松自動車
街の混んだ道路も今日は高みの見物。さっきまでで20分の貯金があるので、浜松駅で乗り換える予定の路線バスには間に合いそうです。
20:39、予定より15分早く浜松
着。数名の乗客がパラパラと降りた浜松駅バスターミナルは、昨日の夜、ドリーム号を待っていた時と同じようなたたずまいでした。
旅行記・了
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